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2025/10/01
大正大学不当解雇撤回
表現の自由を封じる行為に抗議する声明文
ユニオンの平和的な抗議活動に対して、大学当局が組合活動の差止請求等を示唆しつつ、警察へ通報を行うといった強権的措置を取り始めたことへの抗議声明を出しました。
労働組合東京ユニオン公開声明
大正大学不当解雇事件における表現の自由を封じる行為に抗議する
私たちユニオンは、大正大学の専任教員への不当解雇・学問抑圧の問題を社会に広く知らせるため、街頭でのビラ配布・抗議行動を平和的かつ公開の場で行ってきました。
しかしながら、大学当局がこれに対して、組合活動の差止請求等を示唆しつつ、警察へ通報を行うといった強権的措置を取り始めたことは、きわめて重大な問題です。
市民的自由の侵害
私たちの活動は、労働組合法・憲法で保障された団体行動権・表現の自由に基づく正当な活動です。平和的な抗議や倫理的訴え、ビラ配布を「違法」と断じることは、宗門系大学という公共性を持つ教育機関にふさわしい対応ではありません。
問題のすり替え
本来、大学が説明すべきは、専任教員の不当解雇やその発端となった虚偽通報の理由、当該教員やその研究者女性に対する事実無根の男女問題等を含む誹謗中傷の流布の放置、地域協力者への不正確な情報発信といった実体的な問題です。
それを隠すかのように、労働組合に認められている争議権そのものを否定しようとするのは、責任の転嫁にほかなりません。
社会への悪影響
公共空間における意見表明を封じることは、市民社会全体に悪影響を及ぼします。大学が司法や警察を動員してまで批判を封じ込めることは、教育機関の自浄能力への信頼をさらに損ない、宗門・地域・学生への責任を果たさない態度といえます。
結語
私たちは、大正大学に対し、以下を求めます。
・正当な抗議活動への弾圧を直ちに中止すること
・教育研究機関として、学問・言論の自由を尊重する姿勢を明らかにすること
・本来の問題である「不当解雇」について真摯に対応すること
私たちユニオンは、市民的自由を守り、教育と研究の公共性を回復するため、今後も平和的・公開的に行動を続けます。
2025年10月1日
大正大学の不当解雇撤回を支援する会・労働組合東京ユニオン
執行委員長 関根秀一郎
東京都新宿区四谷4-28-14 パレ・ウルー5階
電話 03-6709-8954
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